変化できる者が生き残る
安さがウリの農産物直売所に入ったら、店の壁に貼ってあったこの言葉が目に飛び込んできた。胸にズドンと響いた。
ダーウィンよ、あなたは賢いなぁ
この店には不似合いな言葉だという気がしないでもないが、経営者はほかの店舗をいくつも営むビジネスのプロ。やり手中のやり手である。
カレンダーの裏面に書いたこの貼り紙を見るのは、今回が初めてではない。
無論、誰が発した言葉であるかも分かっている。
しかし、初めてであるかのような新鮮さを感じたのは、前日にこれを痛いほど実感したからだろう。
もうちょっと言うと、昨日、絶望した。
過疎、人口減少、少子高齢化、事業の栄枯盛衰。
どうにかしなければとみんなが思っている。
思ってはいるが、変化のスピードは想像以上に速い。
一方でそれにあらがい、どうにかしようという動きは想像した以上に遅い。
この差が現状である。
結果が全て
言い訳の材料、できない理由、越えられない壁はいっぱいある。
それらを口にすればその場はしのげる。
見たくない現実に蓋をしたり、
原理主義の殻に閉じこもって、提案される斬新な案を端から否定し、
発言の主の馬鹿さ加減を攻撃の対象にしたりすればその場はしのげるが、
全ては結果。結果が全て。
数字は嘘をつかない。
「では、どうするんだ?」と聞いても絶句したり、だんまりを決め込むばかり。
変化は待ってくれない
私たちがすべきことは何なのか。
この雑な貼り紙にその答えはある。
今日から考え、実践していきたい。
スピードが必要だ。
環境変化は待ってくれない。